「梅雨」実は、体も湿ってる?!
梅雨も、今は中休みでしょうか?気温が高く晴れの日が多いですが、いったん雨が降り出すと気温が高い分湿度も上がり、だるさも相当増しますね。
梅雨本番のジメジメ湿度の高い日は、「なんとなく体調が・・・。」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
雨が降っていて蒸し暑いのですが、何だか体の芯が冷えていると感じることはありませんか?
雨が降り続いて湿度の高すぎるところに長時間いると、発汗が上手くできず余分な水分を排出できなくなるのが原因で、体が冷えると血液の循環が滞って代謝が悪くなり、汗や尿として水分を排出できなくなりむくみも起こりやすくなります。
東洋医学では、この時期の体の不調を引き起こす湿気を『湿邪(水の邪気)』と呼び、体内のいろいろな場所に溜まって「冷え」を起こすと考えられているそうです。
梅雨の時期はなぜかしら、とにかく眠い、気分が滅入る、疲れやすい、やる気が出ない、頭が重い、めまいや耳鳴りがする、関節が痛む、足がむくむ・・・など、不調を感じたりしますが、夏に起こる不調の原因のほとんどは「冷え」だといわれています。
上のような症状が気になった場合は、『湿邪』を溜めずに湿った体を「除湿」する、簡単な4つのポイント!をやってみてください。
1.まずは、部屋からきちんと湿気対策!
雨が降っているのに、窓を開けておくとお部屋の中は外にいるのと同じです。雨が降っている間は窓を閉めて湿気を入れないようにして、晴れたら窓を開けて風を通して、体を湿気にさらさない工夫をしてみましょう。お部屋は、除湿機や乾燥剤を置いて部屋の湿度を40~60%に保つようにして除湿をしましょう。
2.食事で体を温め整える。
食べ物は、消化力を強め体を温めて代謝を上げるのに、唐辛子やカレー粉、しょうが、にんにく、ニラ、みょうがなど「香りのする野菜」とり、なるべく温かい物を摂るようにして、生ものや冷たいドリンクは摂り過ぎないようにしましょう。
3.半身浴で下半身を温める。
水は下に溜まやすく症状は下半身にあらわれやすいので、夏でもシャワーですませないで湯船に浸かるのがお勧めです。ぬるめの半身浴はリラックス効果で自律神経を整えて、ストレスや痛みを軽減します。また、全身の血流を良くするために靴下やスパッツの重ね履きなどをして下半身を温めましょう。
4.ツボ押しで効果でリフレッシュ!
体の「除湿」に効果的なツボとして、土踏まずのやや上の足の指を曲げた時にくぼむ場所にある「湧泉」は、生命力自体があがるといわれています。もう一つは「三陰交」で、内くるぶしの突起上から指幅4本分上の骨のやや後ろにあり、血の巡りを改善してくれます。どちらも、気持ちいいくらいの強度で朝晩2回、左右それぞれ5~10回を目安に押してみてください。
きちんと水分補給をしながら、湿気を体に溜めないようしてこの季節を健やかに過ごしましょう。