【コラム】
「ゆず」でポカポカ!
文:ican_kitade
「冬至」には「ゆず湯」に入ると言われていますがその由来は、昔は毎日のようにはお風呂に入らなかったのでお湯に浸かることは身を清める意味があり、さらに香りの強い柚子を入れることで邪気を払う意味があったようです。
ゆずは、みかんなんどの一般的なカンキツ類とはちがって酸味が強く生食には向いていませんが、さわやかな香りと酸味で古くから調味料に利用されています。ゆずは、植物学的には果実になりますが、薬味や風味づけに使われるため野菜的果実という方が合っているかもしれませんね。
ゆずの皮と果汁には、ビタミンC・カリウム・アスパラギン酸・グルタミン酸・プロリンなどが多く含まれていて、美肌、疲労回復、冷え性の予防、むくみの予防、免疫力を高める、動脈硬化、高血圧の予防、減塩、リラックス効果などたくさんの健康効果があり、ゆずの種にも•美白、血流改善、肌のバリア機能を高めたり悪玉(LDL)コレステロールの低下などの働きがあると考えられています。
実や果汁だけでなく、皮や種まで余すことなく使えて嬉しいことがたくさんある「ゆず」。先人たちの教えは、とても理に適っていることに感心します。
毎日の雪かき、通勤で疲れの溜まる寒い冬は、ときどき「ゆず湯」に入って体を癒してください。
また、「ゆず」と同じように「ノニ」も、先人たちから受け継がれた体に嬉しい変化を感じる果実で、私たちはこれからも受け継いでみなさんいお伝えしたいと思っています。